221229コロナ情報

本日のコロナ情報は、いつもと違って、添付ファイルなしです。
2類だ、5類だという論争があります。しかし新型コロナ対策を「クイズ・ミリオネア」の選択肢（四択）で決めるべきではありません。私の理解では、類別は、行政機関の介入度をどれくらいにするか（入院命令、消毒命令をできるか、発生率監視だけとするか等）という問題です。新しい感染症なのですから、感染防止と感染者の治療に何が必要かというテーマで科学的知見に基づいて対策を決めるべきです。その結果、昔からある厚労省の感染症類別判定のどこにあたるか、それとも例外的扱いをするかを決めるべきです。

年末にあたり、この様な情報を紹介することになって、誠に忍びないのですが、これが日本の現状です。

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*   国公労連中央執行委員の井上伸さんのTWの情報紹介です。2021年3月から22年12月までの日本全体の「週当り救急搬送困難数」です。ただし、これは、①搬送先紹介4回以上かつ②現場待機時間30分以上の事例に限った統計です。搬送先が決まるまで30分以上現場で待機した件数はこの10倍近くになるのではないでしょうか？数分の遅れで助かる命が救えないのが救急医療の現場ですから、毎日1000件近くの搬送困難で失われた命は少なくないと思われます。
 <https://twitter.com/inoueshin0/status/1608065330722766849>

井上伸@雑誌
KOKKO on Twitter: "トリプルでコロナ禍最悪の数字となっています。 ①救急搬送困難 過去最多6800件（12/19～25） ②12月28日のコロナ死者数過去最多415人（厚労省まとめ） ③日本の直近1週間の人口あたりコロナ感染死者数世界最多（12/27時点、［出所］札幌医大 フロンティア研 ゲノム医科学→https://t.co/4RKhOyQvqx https://t.co/mS17kgEIiF" / Twitter

*   井上さんの紹介したデータもうひとつ。12月28日に札幌医大が発表したこの一週間の新型コロナ死亡数です。各国の政府あるいは研究調査機関がしっかりした統計を行っているという前提で見ると、日本は人口当たり世界最多の新型コロナ死亡率の国となっています。それぞれの国での集団免疫の成立の度合い、ワクチン接種状況、流行している株の違いなどを調整する必要はありますが、粗死亡率としては、日本がトップと言う不名誉なレコードで、今年が終わろうとしています。
 <https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/death.html?y=0&s=y&d=1> 人口あたりの新型コロナウイルス死者数の推移【世界・国別】 (sapmed.ac.jp)